まるえのふんふん帳

子育てとカメラと時々キャンプ

金属との遭遇

 思い返せば、妊娠中からそいつは現れていた。しかし、妊娠中はいつもと違った体調になるのは当たり前期間なので、出産後しばらくすれば落ち着くでしょうという妊婦向けサイトやブログの情報に期待して、記憶の片隅へおいやっていた。そして、そんなこともすっかり忘れた2年後、汗ばむ季節にそいつは猛威をふるい出してきた。その名はメタルスライムならぬ金属アレルギー。アレルギーなんて自分には無縁な存在だと思っていたし、その可能性に気付くまでに随分時間を要した。これは、金属アレルギーと戦ったアラフォーの記録である。

f:id:marui_marue:20210712181236j:plain



 お風呂上がりふと顔を見ると、頬の一部が赤く腫れていて、少し熱をもっているような気がした。日差しも強くなってきたし、日焼けでもしたのかな?と大して気にせず、特に対策もせずその日は寝た。元々、できものが出来やすかったり、肌荒れしやすいタイプで肌トラブルは日常茶飯事だったのだ。

 翌朝、若干赤みがひいていた。よしよし、その調子で治ってくれたまえと、いつも通りの化粧品で過ごしていると、なんかかゆい。特に目の周りがかゆい。黄砂?うーん、今まであんまり気にならなかったけどなぁ。まさか!花粉症!!?けど、まぶただけがかゆいんだよなぁ。花粉症ってそうなの?鼻水は出てないけどなぁ。そんな時はコレ!Google先生!えーと、なになに?

『症状には個人差があります。』あてにならねぇな!

まぁ、しばらく様子見るか(のんき)。そして、風呂上がり、顔中が赤い!腫れてる!お岩さん!!!うーん、日焼けではないな(迷推理)。えーっと、「顔 赤い 湿疹」で検索っと… … なんやこれ、怖いことしか出てこーへんやないか。いきなり参考画像をはさんでくるな!心の準備ってもんがいるやろがい!あーあかん、もう気力削ぎ散らかした。寝よ(現実逃避)。

 翌朝、若干腫れはひいているものの、顔全体が荒れている。ザラっザラ。この時点で、顔しか症状が出ていないことに気づいていない。この洞察力の無さよ。それもこれも、吹き出物や毛穴問題など、顔特有のトラブルとの付き合いが長かったせいだ。顔だけトラブル発生していることに違和感を感じにくい生活だったのだ。その結果、私は、遠回りを始める。

 産後であることや加齢により体力低下(わかる)肌まで栄養がまわらず肌の回復が後回しになりがち(まぁわかる)荒れだした!(なんで!?)肌バリアが回復するまでは肌の保護を強化合宿や!と結論付けた。人間、わからないことは不安でしかなく、なんでもいいから答えを欲するいきものなんだろう(暴論)。実際、検索中にもアレルギーの文字はあったのだが、私に限ってそんなことはない、今までそんなことなかったし、身内にもいないしと根拠のない盲信で、華麗にアレルギーの可能性を回避しつつぎりぎり矛盾しない結果を捻り出した結果、ワセリンにすがりついた。

 ワセリンは肌荒れ界の王様だ。これに救われた!これしかない!という話はネットでいくらでもみつかる。特に乾燥による荒れや肌の保護に良いらしい(都合よく抜粋)。私もついでにお助けください!と言わんばかりに平伏すも、変化なし。びっくりするほど変化なし。悪化も改善もしない。どゆこと?もしかしてワセリンには時間止めれる機能でもついてるの?そうなら、オジサン、コレを使ってワルイコトしちゃうよ?いいのかい?

いえダメです(断)。

 私の中のちょいワルオジサンを振り切って、私は違う解法を求めた。もう、アレルギーくらいしかないな。アレルギーかもしれない。だとして、なんのアレルギー?やたら金属アレルギーがよく目につくけどこれかい?金属アレルギーってネックレスとかピアスとかでかぶれちゃうやつでしょ?ん?そういえば、最近、ピアスかゆいかも指輪つけてると夕方には赤くなってかゆいなあれ?もしやまじで金属アレルギー???人生の途中でいきなりなるの!?金属アレルギーってなによぉ!!!!!

 汗などに溶けだした金属がタンパク質とくっつき、一定量体内に溜まったところで、免疫機構さんが「はいもう無理ー、攻撃しちゃいま〜す」とやりだすのが金属アレルギーらしい。もう症状がもろにこれ。金属アレルギーになりやすい人の特徴の中に思い当たる節がありあり。ピアスをしている・チョコレートが好き・コーヒーが好きetc。どうするのこれ。もう一生摂取できないの?こどもがいない隙にちょっといいチョコレートをちょっといいコーヒーでいただくあの時間はもうないの?

 とりあえず、目が特にかゆいので私は眼科へ向かった。症状を伝えると湿疹に効く塗り薬を処方された。「ファンデーション塗ると痒くなるんです」「じゃあもうそれは使わない方がいいですね。」

わかってるわ!もうちょい具体的に事例的な情報だしてよ!(やつあたり)。特に、皮膚科を勧められることもなく終了。塗り薬は確かに効いた。で、これからどうすんだい?化粧品使えないなんて困る。そんなツヤツヤ美肌じゃないんだよぅ!(泣)

 まず私の場合、接触性皮膚炎に症状が似ているため、皮膚科に行くとおそらくパッチテストなるもので調べるらしいのだが、初診含めて3日ないし4日通院を一週間以内に行う。こりゃめんdw大変だ。そこでアレルギーの出る、もしくは症状の出やすい金属の種類がわかる。その後は金属アレルギーとの付き合い方をご指導頂きつつ、模索するようだ。

 要するに、金属アレルギーは病院に行ったからといって治る類のものではなく(もちろん症状を抑えるお薬などは処方してもらえる)、アレルギー体質として生きていくことになるようだ。あれだな、勇者が冒険していくうちに、『かゆい』の呪文を使えるようになった、と同じだな。レベルアップしたんだな。

 

テレレレッレッテッテー(つづく)

 

 

 

人の話はちゃんと聞きましょう。

  最近娘はセーラームーンにハマっている。ばっちりセーラームーン世代の私からすればとても懐かしいが、案外ストーリー自体は覚えていない。おぉ、自分で美少女戦士って言っちゃうんだ。よく考えたら、周りみんな惑星なのに、自分衛星やん。あ、だからタキシード仮面(地場衛)にひかれるの!?すげぇ!最後も、え?そんな終わり方するの?子ども向けにしてはシリアスじゃね?もっとファンタジーなファンシーな感じかと思ってた。少女漫画も甘々のメルヘンなエンディングばっかりじゃないんだなぁ、と今更感心してしまった。娘がひらがなカタカナを読めるようになったらマンガ買ってもいいかも(言い訳)。

 発達障害特有なのか、これくらいの時期にありがちなのか、好きなことや興味あることやそうでもないけどとにかく言いたいことを相手のレスポンスお構いなしにかますマシンガントーク不定期発生する。アウトプットすることで記憶の補強ができることを本能的に知っているのか、アップデートの際は必ず発生する。おそらく彼女も制御できていない。大抵、ふんふん、そうなんだねー、◯◯なんだねーと頷くと気がすんで元の作業に戻る。弟には言わず、私や夫に言ってくる辺り、ただ喋りたいんじゃなくて聞いて欲しいんだろうなぁと思う。

 

娘「ぱぱぁ」

夫「なに?」

娘「あのね、たくしーどかめんはね、えんでぃみおんなの」

夫「え?たくしーど?」

娘「うん、たくしーたくしーどかめんは、えんでぃみおん」

夫「タクシード仮面って、それロバートデニーロやん」

娘「ちがう、たくしーたけしタケシードかめん!」

夫「タケシード仮面!?なんだこら、ばかやろう!(しゃがれ声)」

娘「ちがう!タケシードかめん!!!」

 

そら怒るわ()コマネチまでいってたら、アレに変わっておしおきされてたで、ほんま。

f:id:marui_marue:20210709104333j:plain

 

気乗りしない勉強はしない作戦

 なんでこんな簡単なこともわからんねん!と、すぐにバーサーカーモードになってしまうので、極力こどもに勉強を教えるのは回避しようと心に決めている。自分が解けるのと、こどもに理解してもらうのとは全く違うスキルが必要だ。プレーヤーとコーチくらい違う。私はコーチに向いていない。なにせ、待つのが苦手だ。空いてるタイミングもあるのに、わざわざ混んでる時に列に並んでる人は、きっと暇つぶしが上手な人か、ドMかのどちらかだ。澄ました顔したど変態だ!(ど偏見)

 

 しかし、どうにか答えを見つける方法を一緒に考える方はむしろわくわくするので、そっち方面でのサポートに徹していたい。学校の先生なり、学習塾なり勉強を教えるプロは探せばいるのだ。まるっと任せたい。なので、おうちでの宿題も基本的には見張り(見守り)だけでノータッチ。娘は文章問題が苦手なのだが、それはそうだろう。入学してようやく平仮名を読めるようになった子が、文章を理解し、式をたて、算数を解くなんてそうそうすぐにはできないだろう。担任の先生も言語療法の先生も今はそれよりできていることを繰り返し、確実に身に付けることを優先しましょうといってくれているので、気が楽だ。理解がある人と出会えている。やっぱり私は運がいい(思い込み)

 

 と言う事情もあって、言葉は悪いが、テストの点数は全く気にしてなかった。そんな娘が算数のテストで100点取って帰ってきた。数十年ぶりに見た。私が取ったわけじゃないのに、100//という絵面を見て嬉しくなった。内容は簡単な足し算引き算で賢い年長さんなら解けそうな内容だが、そんなの関係ない。入学直前でも数の多い少ないを理解出来なかった娘が取ってきたのだ。なんて伸びたんでしょう。 0点取る心配していた人 とは思えない。 

 

 その時に、私は別にいいよ、と言ったのだが、娘は腑に落ちない顔をしていた。あなたには期待してないよと聞こえたのかもしれないと後で気づいた。なんてセンスのない返しなんだ。覚えているかはわからないけど、本人がまじめにがんばって得られた成果だ。存分に褒め称えたい。

 

f:id:marui_marue:20210702141715j:plain

 

 どうにか、毎回違ったことばで褒めちぎりたいのだが、何せ便利な褒め言葉が日本語には少ない。英語にはたくさんあるらしいのだが、あいにくネイティブジャパニーズ(?)なので使えない。結果ではなく過程を褒めるといいよ!となにかで読んだことがあるのだが、それもスラスラでてこない。考えながら言うのでめちゃしかめっ面でかみながら褒めている。私も小学生の母一年生なんだろう。教科書欲しいね!