誰かが、“親になるともう一回こども時代を楽しめる♪”なんて言っていたが、嘘じゃん!!!そんな余裕なかったよ!なんなら、もう一回夏休みの宿題やったようなもんだし、そもそも私自身、夏休みが待ち遠しかった記憶がない!暑くてあたま働かないし、昆虫どもも活発になるし、気軽に遊べる川も近くにないし、そんなに夏が好きなタイプの子ではなかった。陰よりの陰だ。
それでも、夏休みはやってくる。ほぼ40日間ずーーーーーーーーっと家に居るのだ、かわいい子どもたちが。私も嬉しさのあまり気がふれないように、想定できる範囲では準備しようとは思っていた。が、やってみないとわからないこともある。よし、ぶっつけ本番だ!つまり、ほぼ心の準備だけでした。というわけで、今回のことを振り返って次回はもう少し楽しい夏休みにしたいと思う。
まずは、なんといっても宿題・課題。最終日にまとめてやるなんてやだ。そして、こどもの日中の遊び、私の精神安定の為のひとり時間の確保、毎日朝・昼・夜の食事提供と家事。
宿題・課題は、何がどれだけ出るのか、結構直前になるまでわからなかった。しかし、毎日こつこつやってれば、20日程度で終わる内容だった。ま、一年生だしね。しかし、娘はまだひらがなを使いこなせていない。そう、算数の文章問題が難しいのだ。それに付き合う私は、初めお湯沸かせそうなくらい血流がよくなったが、ある時ふと、数の概念と読解力がないんだわと気づいて、血は清流になった。春の小川だった。さっそく、幼児向けのドリルを見にいき、数の大小や比較や順番などのドリルと、簡単な文章をつくるドリルを買った。ついでに横で騒ぐ息子用に知育ドリルも買った。これが功を奏したのか、最後の方の文章問題は概ね理解していたように見うけられた。たぶんきっとおそらく…。後、宿題の計画表を作るときに、予備日を設置し忘れて、キツくなってしまうことがあった。行き当たりばったりな生き方してきたからなぁ。計画立てるってもはやファンタジー。
次に、日中の遊び。これは苦戦した。最終的に徒歩圏内のコンビニやスーパーへ行く、が大半だった。公園も行くのだが、暑くて遊ばない。水遊びできる公園までは徒歩では遠い。私は免許を持っていない。大きいので自転車にふたり乗せられない。娘は、まだ上手に自転車に乗れない。コロナもあるので遊ぶためにバスや電車に乗るのは避けたい。人混みも避けたい。もう秋雨前線上がってきたんかってくらい雨ばっかり。こうして、徒歩散歩に落ち着いた。急ぐ理由もないし、途中の田んぼでおたまじゃくし見つけたり、水路でめだかや亀を眺めながらのんびり歩けたのはよかったけど、こどもはどう思ってたんだろう。こわくて聞けない。
私のひとり時間は結局作れなかった。どうにも預け先もないし、トイレもお風呂も話しかけられるし、どうにかなりそうだった。これがいちばんきつかった。結局、ビール摂取で誤魔化しながらやり過ごした。おかげで体重もマシマシだよ。来年は、一泊くらい脱出してみたい。
朝・昼・夜の食事提供と家事。実際、お昼ごはん提供の追加と家事の導線にこどもとおもちゃが散乱してやりづらくなっただけだ。そうただそれだけ。これはどうしようもない。幸い、出した食事に文句言わないのと、時たま、洗濯物畳むのを手伝ってくれたりしたのはよかったかな。
夏休みが終わって喜ぶなんて思ってもみなかったし、夏休みは楽しむものみたいな空気に負けて、だれとも共有できないのは寂しいけど、今回無事乗り越えたことは褒めてあげたい。そして、私の夏休みほしい。ひとりでビール飲みながら映画みていたい。