まるえのふんふん帳

子育てとカメラと時々キャンプ

とある教習所の実態調査

kartik patelによるPixabayからの画像

画像はイメージです

 最近、教習所に通い始めました。久しぶりに教室で授業受けるんだなぁなんて考えてたのに、まさかのオンライン授業。通わなくて楽でいいやなんて思ってたのも束の間、使用するアプリのレビューの低さよ!!!出来立てかと思えばそうでもない。結構な年数経ってるのに最近のレビューでも厳しい書き込み。なにこれ。ウッキウキで申し込みして短い学生(?)生活を楽しみにしてたのに!返せ!私のワクワクを!

 ざっとレビューに目を通すとなにやらNG判定だとか最初からやりなおしだか不穏な文字が並んでる。そんな中感謝なんて素敵な言葉もあるじゃない。どれどれ?

「このアプリのおかげで忍耐力がつきました。ありがとうございました。」

いや、あかんがな!忍耐力つくアプリてなんやの。それ部活とかで言うやつやん。そんな部活いややけど。そんな先輩方の怒りと苦渋の軌跡を読み漁り、私なりの最適解を見つけた。

 オンライン授業は日中誰もいない時間帯。授業内容はビデオを50分ほど見るだけなのだか、予期せぬ宅配便が来たら残り数分でも初めからやり直しになってしまう。そんな悲劇は繰り返してはいけない。必ず荷物の配送は日時指定して徹底管理。数分おきにカメラが起動して写真を撮り本部(教習所)へランダムに送られる。その写真に不備が見つかるとNG判定をくらってせっかく見終えた授業を見直さなければならない。早送りなんて素敵機能はついてない。途中から再開という粋な計らいはない。オープニングのおじさん(おそらく教官)の「えー、今日はー、えー、◯◯についてやっていきたいと、えー、思いますー。」というだるそうな決意表明から拝まなくてはいけない。なんの拷問や。せめてかわいい子か馬面の被り物でも用意するのが思いやりってもんでしょうが(錯乱)。この数分おきに撮られる写真が曲者だ。ブレてはいけない、目を瞑ってもいけない、逆光もだめ、後ろを向いてもいけない。iPadに映した自分をiPhone側のカメラで撮って画面に代行で受けさせるのもだめ。もちろん影武者もだめ。画面から消えてしまうのもだめ。飲食禁止。下を向いてもダメなので板書もできない。銅像かな?ただただ50分間画面に向かっていなければならない。おかげで全く内容が頭に入ってこない。その内容も車内での兄弟や恋人設定の会話ベースのドライブドラマとそれを見終えた謎の出演者がクイズに答えてちゃんと間違えてへこむというコントと前出のおじさんのメリハリのない授業内容というトリプルメンタルアタック。なるほど、これをクリアすれば確かに忍耐力がつきそうだ。私は気づいた。iPadで授業を受けていると2分に1回、画面の右上に🟢(緑の丸)が出てくるのだ。この時にインカメに向かってカッと目を見開いているおかげで今のところNG判定は一度もくらっていない。これを後世に託すべく私はアプリのレビューページに軌跡を残そうと思う。