まるえのふんふん帳

子育てとカメラと時々キャンプ

牛乳はお好き?

 ママ友に限らず、共通していることや共感できることがあると手っ取り早く距離を縮められる。しかし、いつでもそう簡単に見つかるわけではない。

 

 「うちの子、牛乳苦手で、給食嫌がるねん」「うちも。家でも全然飲まへんし、私も苦手やわ。」

 

 そういえば、笑いすぎて、鼻から牛乳出してる子いたなぁあ、今関係ないわ、しっかりしろ私!ここは、うんうん!って言うて、共感するところや、け、ど!うちは、むしろ好きな方。なんなら、ほかも大して好ききらいがないので、どうにもこの場に踏み込めない。

 季節問わず、娘はホット、息子は冷たいままがいいというくらいで(面倒だが)普通に飲む。おばあちゃんの知恵袋ではないが、昔、母から「好ききらい聞くからきらいって言うねん。聞かんかったらきらいなものはない!」という超理論がおもしろかったので、試しに実践しているが、娘の納豆以外は確かにきらいとは聞いたことがない。納豆は匂いが苦手らしい。しょうがないよね。確かに匂いはあるよね。成長につれて味覚も変わってくるし、匂いが気にならないレシピをボチボチ試していこうかね。

 などと、思考が宙を舞い出した頃、「牛乳を味変できるストローあったよね」で、地上に引き戻された。どうやら一時期流行っていたらしく、みんな知ってる。帰って聞いたら夫さえ知ってた。早く教えろよ、そんな面白そうなもの!これなら牛乳にがてなお子さまでもおかわりするくらい飲むようになるらしい。なにそのアイテム!下手なドラッグより効いてるやん!(なんだよ、それ)。期待を胸に、最寄りのKALDIに行くと、即発見!割と店舗入り口付近のお菓子や飲み物エリア辺りに置いてあった。見たことあるわ。なにかわからんくて手出してなかったわ。もったいない!

 

f:id:marui_marue:20210527120813j:plain

左からチョコレート、バナナ、キャラメル、バニラ、ストロベリー。ペンギンが飲んでる絵柄のものもあるらしい。別メーカーさんかな?

 

 太めのストローの中に、それぞれのフレーバーの粒が入っていて、牛乳を飲むといい感じに溶けて味が付くらしい。封を開けたらそのまま挿すだけってのも楽でいい!これでうちもたくさん牛乳飲んでくれるわ!

 

 

f:id:marui_marue:20210527120923j:plain

反対側も同じ形状。タピオカのストローを潰したような形。飲んだことないけど。

あれ、うち、牛乳苦手だったっけ?

 

 

音読さん

 小学校に入り早一ヶ月。おともだちも出来て、給食当番もこなして、元気に通う娘。じっと座ってられず、教室を出て日向ぼっこしていた年少の頃から見ればなんて成長したんでしょう。宿題にも意欲的で帰ってから真っ先に取り掛かる。そんな娘の意欲の妨げにならないようにしてあげたいのだが、ひとつやっかいな宿題がある。それは音読だ。

 

 娘はまだひらがなを全部読めない。2ページほど読んで、それを親が聞いて評価してサインするおんどくチェックカードがある。そして、当たり前のように親にどういう作業が求められているかなんて説明はない。そりゃはそうだ。おおむね同級生はひらがなが読めるのだ。親はただ聞くだけでいい想定なのだ。娘にはまず読みを覚えるというステップが必要なのだ。

 

 私が読み上げて、娘が復唱する。

たったこれだけのことなのに、何度も繰り返していると、どうしても腹の中の雷神様がアップを始めて、ダンベルみたいなバチを構えはじめる。これはまずい。このままいけば、間違いなく、ピカゴロドーンだ!しばらく思考停止しちゃうやつや!聞いた音と教科書のひらがなを関連づけながら覚えて、それを自分で読み上げるってなかなか一発では難しい処理をしているのだがら、何度も繰り返しが必要なのはもちろんわかっている。しかし、それでは雷神さまを鎮められない。どうにかしないと!私の声を録音する?いやだ!何回も自分の声なんて聞きたくない!お手軽セルフ拷問じゃん。代わりに誰かやさしい声で読み上げて……!!!代わり?読み上げ?そういや機械っぽいけどYoutubeで読み上げしてるの見たことあるぞ!探せばあるんじゃない!?

と言うわけで、いろいろ探して試した結果、音読さんに落ち着いた。

 

決め手は、

読み上げのイントネーションの違和感が少ない

 

内容がわかればいい大人と違って、しっかり聞いて、読みを覚えたい娘向けにはイントネーションの自然さ具合を重視した。

 

ほかにいいところとしては、

・わざわざアプリダウンロードしなくていい

・無料(字数制限はあるが5000文字/月なので今のところ気にならない)

・読み上げ速度を変えられる

・文字を入力して、「読み上げ」をタップすればすぐ聞ける

mp3でダウンロードできる

 

 音読の宿題のために開発されたんじゃないかってくらい仕上がっている。本当はきっとクリエイティブな人がクリエイティブにクリエイトするためのクリエイションだ。兎にも角にも、おかげさまで、雷神さまも気を鎮められて、娘の音読も心ゆくまで(?)聞き倒せて大助かり!英語などの他の言語にも対応しているので、今後の自宅学習にお出ましいただく機会はまだまだありそうだ。

 

 

 どこかで「発達障害のこどもは方言をしゃべらない」という記事を読んだのだが、確かに娘はそうだ。最近になって、ようやくお友達が言っていたであろう方言を、まるっと耳コピして使う場面が出てきた、という具合。その前後は、普段通り絵本の語り口調なので、聞いてるこっちとしては、とても違和感があるが、生温かい目で見守っている。どういう理屈で、方言を話さないのかはまだまだ検証中らしいのだが、おかげで読み上げ音声の微妙なイントネーションのズレに左右されることなく、しっかり語り口調で読めている。娘には、ノイズキャンセラーならぬ、抑揚キャンセラーでも搭載されてるのかしら。

 

ondoku3.com

火吹き棒

 キャンプの醍醐味といえば、火起こしといっても過言ではない。いや、ちょっといいすぎだが、私は、火起こしが好きだ。いつかは、火打ち石からボーボーに燃え上がるまでやってみたい。最近の火打ち石は、家の鍵くらいのサイズのモノがあるのだ。めちゃスタイリッシュなのだ。ダメ元で夫に提示したところ、「一回やったら使わんくなるやろ」と言われ終了。否定できない!()しかし、なぜこんなにも、いい響きなの、火打ち石!!!それに、いざというとき、切り火できる!お清めできるんだよ?こんな文化、大事にしてもいいよね?うーん、もう一回、打診してみようかな。

 というわけで、現在は、火打ち石ではなく、チャッカマン&着火剤という現代の最強火起こしタッグを使っている。ちっちゃいこどもいるので、なるべく安全で確実で工程の少ない方がいいということでこのタッグに落ち着いているが、問題はこの後だ。

 以前、友達とキャンプに行った際、サッと出してきたのが火吹き棒なるものだった。ボールペンくらいのサイズから、1mくらいまで伸び、火元にダイレクトに息を吹ける便利道具だ。火起こしの時、せっせと風を送って煽って火を大きくするのだが、その火吹き棒の効率の良さったら!なんせ、息が散らずに火の近くで噴出できるし、長さもあるので、そんなに熱くない。なぜか、こどもも吹きたがるし、火も起こせるし(当然)、いいねー、うちも揃える?と流れに任せて、「うん」と言いやすいように誘導したはずなのに、ガスバーナーでええやん」と言う。

 

情緒もへったくれもねぇ!!!!!

 

 夫はただ、ガスバーナーの方が効率いいでしょって言ってるだけだ。火吹き棒を否定しているわけではないのだ。あと、火吹き棒の火起こし以外の活用ポイントが見いだせないのが渋る理由だ。それはわかる。だって、これはほぼただのロマンなのだ。火吹き棒は、大半はロマンで購入するのだ(※個人の意見です)。火打ち石と一緒なのだ。こりゃ説得するのは大変だなぁと、諦めかけていた時に、セリアで見つけたのが、このブロワーだ。

 

 

f:id:marui_marue:20210514112450j:plain

気付いたら、イワタニって家にいっぱいあるね

 

 ガス缶とほぼ同サイズ。仕組みはよくわからんが、先端の三角コーンをピストンすることで空気が出てくる。若干、嵩張るのは致し方なし。安いんだもの。空気の勢いもいいし、これも、こどもがやりたがって楽しそうだし、こりゃいい買い物したなぁ、と思っていたのだが、急にピストンが重くなり、樹脂とゴムの擦れるようないやな音がし始めた。使い方が悪かったのか、中のパッキンが磨耗したのだろうか。うーん。残念。

 

 すると夫が、「ちっちゃい扇風機みたいなんあったら楽そうやな。」

 

焚き火の弾ける音がした。