まるえのふんふん帳

子育てとカメラと時々キャンプ

気乗りしない勉強はしない作戦

 なんでこんな簡単なこともわからんねん!と、すぐにバーサーカーモードになってしまうので、極力こどもに勉強を教えるのは回避しようと心に決めている。自分が解けるのと、こどもに理解してもらうのとは全く違うスキルが必要だ。プレーヤーとコーチくらい違う。私はコーチに向いていない。なにせ、待つのが苦手だ。空いてるタイミングもあるのに、わざわざ混んでる時に列に並んでる人は、きっと暇つぶしが上手な人か、ドMかのどちらかだ。澄ました顔したど変態だ!(ど偏見)

 

 しかし、どうにか答えを見つける方法を一緒に考える方はむしろわくわくするので、そっち方面でのサポートに徹していたい。学校の先生なり、学習塾なり勉強を教えるプロは探せばいるのだ。まるっと任せたい。なので、おうちでの宿題も基本的には見張り(見守り)だけでノータッチ。娘は文章問題が苦手なのだが、それはそうだろう。入学してようやく平仮名を読めるようになった子が、文章を理解し、式をたて、算数を解くなんてそうそうすぐにはできないだろう。担任の先生も言語療法の先生も今はそれよりできていることを繰り返し、確実に身に付けることを優先しましょうといってくれているので、気が楽だ。理解がある人と出会えている。やっぱり私は運がいい(思い込み)

 

 と言う事情もあって、言葉は悪いが、テストの点数は全く気にしてなかった。そんな娘が算数のテストで100点取って帰ってきた。数十年ぶりに見た。私が取ったわけじゃないのに、100//という絵面を見て嬉しくなった。内容は簡単な足し算引き算で賢い年長さんなら解けそうな内容だが、そんなの関係ない。入学直前でも数の多い少ないを理解出来なかった娘が取ってきたのだ。なんて伸びたんでしょう。 0点取る心配していた人 とは思えない。 

 

 その時に、私は別にいいよ、と言ったのだが、娘は腑に落ちない顔をしていた。あなたには期待してないよと聞こえたのかもしれないと後で気づいた。なんてセンスのない返しなんだ。覚えているかはわからないけど、本人がまじめにがんばって得られた成果だ。存分に褒め称えたい。

 

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 どうにか、毎回違ったことばで褒めちぎりたいのだが、何せ便利な褒め言葉が日本語には少ない。英語にはたくさんあるらしいのだが、あいにくネイティブジャパニーズ(?)なので使えない。結果ではなく過程を褒めるといいよ!となにかで読んだことがあるのだが、それもスラスラでてこない。考えながら言うのでめちゃしかめっ面でかみながら褒めている。私も小学生の母一年生なんだろう。教科書欲しいね!

 

 

 

 

 

個人面談

 先日、こどもの個人面談があった。その際、娘も息子もムードメーカーと言われた。はて、ムードメーカーとは

 

ムード‐メーカー

《(和)moodmakerその場雰囲気盛り上げる人。

出典:Weblio辞書

 

というものらしい。確かに、うちではふたり揃っていると毎日パーティ開いてんのかってくらいうるさい賑やかだ。トイレに行っても歌ってるし、ごはんどきでもヤイヤイケンカしてるし、遊ぶときに無音になったことなんてほぼない。無音でいるとどうにかなってしまうのだろうか?君らは止まると死んでしまう回遊魚か!無音だと息がつまるのか!?と、適当な音楽かけてたって関係ない。自分で音を出したいのだ。生まれながらのサウンドクリエイターなのだ(白目)。楽器なんて与えた日には、毎日バンドフェスだよ(悪寒)…

 ただ、悪さをしている時だけは静まり返る。空気さえ空気よんで凍りつく。コップを倒してしまってのみものをタオルで拭いているときや、もみ合っているうちに壊してしまったおもちゃを必死で直そうとしているときや。なんてわかりやすいんだ。不穏な空気がダダ漏れですよ。『やっちまったぁ』という顔が面白くて、なにを弁解してきても怒る気にならない。これも大事な処世術だろう(?)。

 ともに、発達検査では一年位遅れてるねーと言われている割には、よくがんばっていると思う。食べ物の好き嫌いも言わないし(こっちから聞かないし)、学校や幼稚園に行きなくないと言ったこともない。おそらく、そういう発想すらないんだと思う(教えたら意味なくやりたがるだろうし)。場所見知りなるものが存在するらしいが、彼らにはそれもない。つまり、警戒心がないのだ。それはそれで問題だけど。きっと、家や外関係なく、その場を楽しめる才能でも授かっているのだろう。羨ましい。これに遺伝性があるのなら、間違いなく夫のものだ。

 娘も息子も、『どこでもやっていけるよ』と言われたことがある。私は、夫にも同じことを感じている。娘の担任は、『生きる力がある』とめちゃ良いように言ってくれた。

 

それ、なに?

 

いいことっぽいし、素質なら大事に育てていきたいけど、それなに!!!????私の中に見当たらないものだから、実態が掴めない。ズボラな私が、気づかずに踏んづけてしまわないか心配だ。

 

2周目の宿題

 皆、菩薩な顔して聞いているのだろうか。私はどうしても般若になってしまう。

 

 娘の算数の宿題で、足し算の暗唱がある。暗唱といっても、1112…と式は書いてあり、答えを暗算で答えるのものだ。私にとって、これがなかなかの拷問、もとい苦行なのだ。なにせ遅い。まぁ遅い。とくかく遅い。足して5辺りまでの足し算はそこそこすんなりできるのだが、片手で表せない6以降の計算が鬼のように遅い。答えがわかってる自分目線からすれば何がわからないのかわからない。待っている時間はただ自分のイライラと闘っている時間だ。辛い。こっちは待っているのに、娘の気が散って遊び出すと発狂しそうになる。

 これはいけない。お互いただ辛いだけだ。面白くない。なので、彼女がどの辺で躓いているか探ってみた。といっても、私は教えるプロでもそんな経験もない。手探りも手探りだ。

 頭の中を直接見ることはできないので、紙に書き出してもらった。すると、学校で習ったのか、◯を書いて、数えていた。21なら、◯◯|◯と書いて、◯を123と数え、答えは3と答えるという具合。足し算の概念は概ね理解しているようだ。それに、実際に、えんぴつを持たせて解かせると大きい数字もそこそこすんなり答えが出てくる。このことから、数字のイメージの記憶がまだ弱く、思い出しながら計算するから鬼のように計算が遅いorできないということなのかもしれないという推測ができる(素人判断)。

 本来は、暗唱する宿題なのだが仕方ない。彼女にはまだ少し、高めのステップだったようだ。書いてスラスラ解けるようになってから暗唱できるようになればいい。というわけで、お手製足し算シートで只今絶賛訓練中だ。

 

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長い空欄は◯を書き込むスペース



 娘は主に言葉の遅れで発達障害と言われていて、34年生辺りから勉強についていけなくなる可能性があると何度か言われた。発達障害に詳しい人たちの言うことなんだから、きっとそうなる可能性が高いのだろう。その時に普通学級のまま通うか、一部授業だけ支援学級に行くか存分に悩みたいと思うが、正直最低限の知識(読み書き、計算)がついたなら、苦手なことにはそんなに注力しなくていいと私は考えている。そんなことより同じ地域に住み、同じ年代の子と、同じ時期に同じことをするという経験が大事だと考えている。夫には夫の考えもあるだろうし、なにより娘がどうしたいかはゆっくり聞き出しながら進路を決めていきたい。