まるえのふんふん帳

子育てとカメラと時々キャンプ

人の話はちゃんと聞きましょう。

  最近娘はセーラームーンにハマっている。ばっちりセーラームーン世代の私からすればとても懐かしいが、案外ストーリー自体は覚えていない。おぉ、自分で美少女戦士って言っちゃうんだ。よく考えたら、周りみんな惑星なのに、自分衛星やん。あ、だからタキシード仮面(地場衛)にひかれるの!?すげぇ!最後も、え?そんな終わり方するの?子ども向けにしてはシリアスじゃね?もっとファンタジーなファンシーな感じかと思ってた。少女漫画も甘々のメルヘンなエンディングばっかりじゃないんだなぁ、と今更感心してしまった。娘がひらがなカタカナを読めるようになったらマンガ買ってもいいかも(言い訳)。

 発達障害特有なのか、これくらいの時期にありがちなのか、好きなことや興味あることやそうでもないけどとにかく言いたいことを相手のレスポンスお構いなしにかますマシンガントーク不定期発生する。アウトプットすることで記憶の補強ができることを本能的に知っているのか、アップデートの際は必ず発生する。おそらく彼女も制御できていない。大抵、ふんふん、そうなんだねー、◯◯なんだねーと頷くと気がすんで元の作業に戻る。弟には言わず、私や夫に言ってくる辺り、ただ喋りたいんじゃなくて聞いて欲しいんだろうなぁと思う。

 

娘「ぱぱぁ」

夫「なに?」

娘「あのね、たくしーどかめんはね、えんでぃみおんなの」

夫「え?たくしーど?」

娘「うん、たくしーたくしーどかめんは、えんでぃみおん」

夫「タクシード仮面って、それロバートデニーロやん」

娘「ちがう、たくしーたけしタケシードかめん!」

夫「タケシード仮面!?なんだこら、ばかやろう!(しゃがれ声)」

娘「ちがう!タケシードかめん!!!」

 

そら怒るわ()コマネチまでいってたら、アレに変わっておしおきされてたで、ほんま。

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気乗りしない勉強はしない作戦

 なんでこんな簡単なこともわからんねん!と、すぐにバーサーカーモードになってしまうので、極力こどもに勉強を教えるのは回避しようと心に決めている。自分が解けるのと、こどもに理解してもらうのとは全く違うスキルが必要だ。プレーヤーとコーチくらい違う。私はコーチに向いていない。なにせ、待つのが苦手だ。空いてるタイミングもあるのに、わざわざ混んでる時に列に並んでる人は、きっと暇つぶしが上手な人か、ドMかのどちらかだ。澄ました顔したど変態だ!(ど偏見)

 

 しかし、どうにか答えを見つける方法を一緒に考える方はむしろわくわくするので、そっち方面でのサポートに徹していたい。学校の先生なり、学習塾なり勉強を教えるプロは探せばいるのだ。まるっと任せたい。なので、おうちでの宿題も基本的には見張り(見守り)だけでノータッチ。娘は文章問題が苦手なのだが、それはそうだろう。入学してようやく平仮名を読めるようになった子が、文章を理解し、式をたて、算数を解くなんてそうそうすぐにはできないだろう。担任の先生も言語療法の先生も今はそれよりできていることを繰り返し、確実に身に付けることを優先しましょうといってくれているので、気が楽だ。理解がある人と出会えている。やっぱり私は運がいい(思い込み)

 

 と言う事情もあって、言葉は悪いが、テストの点数は全く気にしてなかった。そんな娘が算数のテストで100点取って帰ってきた。数十年ぶりに見た。私が取ったわけじゃないのに、100//という絵面を見て嬉しくなった。内容は簡単な足し算引き算で賢い年長さんなら解けそうな内容だが、そんなの関係ない。入学直前でも数の多い少ないを理解出来なかった娘が取ってきたのだ。なんて伸びたんでしょう。 0点取る心配していた人 とは思えない。 

 

 その時に、私は別にいいよ、と言ったのだが、娘は腑に落ちない顔をしていた。あなたには期待してないよと聞こえたのかもしれないと後で気づいた。なんてセンスのない返しなんだ。覚えているかはわからないけど、本人がまじめにがんばって得られた成果だ。存分に褒め称えたい。

 

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 どうにか、毎回違ったことばで褒めちぎりたいのだが、何せ便利な褒め言葉が日本語には少ない。英語にはたくさんあるらしいのだが、あいにくネイティブジャパニーズ(?)なので使えない。結果ではなく過程を褒めるといいよ!となにかで読んだことがあるのだが、それもスラスラでてこない。考えながら言うのでめちゃしかめっ面でかみながら褒めている。私も小学生の母一年生なんだろう。教科書欲しいね!

 

 

 

 

 

個人面談

 先日、こどもの個人面談があった。その際、娘も息子もムードメーカーと言われた。はて、ムードメーカーとは

 

ムード‐メーカー

《(和)moodmakerその場雰囲気盛り上げる人。

出典:Weblio辞書

 

というものらしい。確かに、うちではふたり揃っていると毎日パーティ開いてんのかってくらいうるさい賑やかだ。トイレに行っても歌ってるし、ごはんどきでもヤイヤイケンカしてるし、遊ぶときに無音になったことなんてほぼない。無音でいるとどうにかなってしまうのだろうか?君らは止まると死んでしまう回遊魚か!無音だと息がつまるのか!?と、適当な音楽かけてたって関係ない。自分で音を出したいのだ。生まれながらのサウンドクリエイターなのだ(白目)。楽器なんて与えた日には、毎日バンドフェスだよ(悪寒)…

 ただ、悪さをしている時だけは静まり返る。空気さえ空気よんで凍りつく。コップを倒してしまってのみものをタオルで拭いているときや、もみ合っているうちに壊してしまったおもちゃを必死で直そうとしているときや。なんてわかりやすいんだ。不穏な空気がダダ漏れですよ。『やっちまったぁ』という顔が面白くて、なにを弁解してきても怒る気にならない。これも大事な処世術だろう(?)。

 ともに、発達検査では一年位遅れてるねーと言われている割には、よくがんばっていると思う。食べ物の好き嫌いも言わないし(こっちから聞かないし)、学校や幼稚園に行きなくないと言ったこともない。おそらく、そういう発想すらないんだと思う(教えたら意味なくやりたがるだろうし)。場所見知りなるものが存在するらしいが、彼らにはそれもない。つまり、警戒心がないのだ。それはそれで問題だけど。きっと、家や外関係なく、その場を楽しめる才能でも授かっているのだろう。羨ましい。これに遺伝性があるのなら、間違いなく夫のものだ。

 娘も息子も、『どこでもやっていけるよ』と言われたことがある。私は、夫にも同じことを感じている。娘の担任は、『生きる力がある』とめちゃ良いように言ってくれた。

 

それ、なに?

 

いいことっぽいし、素質なら大事に育てていきたいけど、それなに!!!????私の中に見当たらないものだから、実態が掴めない。ズボラな私が、気づかずに踏んづけてしまわないか心配だ。