発達障害の娘も今年で5歳になる。
特に言葉の遅れが目立ち、先日の発達検査ではだいたい3歳4ヶ月程度まで成長してきていると出た。
そんな彼女の前髪を切った時の話。
ずっと美容室で切って貰っていた。Dr.スランプのキノコちゃんスタイル…だと若い美容師さんには伝わらないので、ラップのCMの女の子のようにとお願いしている。
それが伸びてきていい感じになったおかっぱをまた短くするのが惜しくて、前髪だけならイケる!と、私は勢いでざっくり切り始めた。
美容室に慣れない初めの頃こそ嫌がっていたものの、最近は大人しいものだった。だが、違った。
「くろあたまなくなっちゃうよぉ×∞」と大泣きし出したのだ。
大笑いしてしまった。
堪えて切ろうとする間にも、ぽろぽろぽろぽろ泣いていてたまらない。
いずれ伸びてくるし、短くなってもかわいいよと言っても今の彼女には響かない。そりゃそうだろうな。
アナと雪の女王で、エルサが「私吹っ切れたのー」と歌いながらがっつりひきこもりになる時に、髪型を変えてかきあげるシーンがあるのだが、娘もそれを真似て歌っていたことがある。当然おかっぱなので束ねることすら叶わないのだが、いつか髪に対してこういうイベントが来るかもなぁと、薄々感じてはいた。
大したもので翌日には、お迎えの先生に「みてー、きったのー」と自ら報告していた。
もう少し娘の可能性を信じてみてもいいのかもしれない。