まるえのふんふん帳

子育てとカメラと時々キャンプ

楽やせの道も一歩から

 楽して痩せる。

なんて素敵な響きなんでしょう。ついつい惹かれてしまう。しかし、大抵そんなもの存在しない。結局、自分である程度の努力が必要なのだ。しかし、やっぱり繰り返してしまうのだ。

 

 やせ菌なるものがあるらしい。どうやら、痩せている人の大腸に多く存在し、太っているひとには少ない菌らしい。見心地のいいあいまいな表現のサイトをぶらついてるうちに、それがいわゆる善玉菌だという話にたどり着いた。詳しくは腸活で調べてもらえばいくらでも出てくるが、適当にまとめると腸内の菌には、善玉菌・日和見菌・悪玉菌で構成されており、ベストバランスを保っていると、快調快便、崩れると緩んだり、硬くなったり不具合が発生するというのだ。そして大抵、そうならない為に、栄養バランスの取れた食事を摂り、適度な運動を続けましょう、と締め括られるのだ。

 

できたらやってるよ!!!

 

「よーし、偏食して、体調崩しちゃうぞー!」なんてバカはいない。しかし、若いときはそれでも体が機能していた。だんだん、歳を重ねるごとに、口から入るものが体に影響をあたえているとの実感が湧いてくるのだ。要は、老いてきたんだろう。致し方なし。そして、当然だが、家族全員体質が違う。同じメニューでも体に合う合わないが出てくる。そこに好き嫌いも乗っかってくるともはや献立考える気が霧散する。もう、どうぶつのかわいいGIFを漁って眺めるしかなくなる。奮い立たせて手の込んだ料理作ったのに、「ふりかけごはんくれ」って、魂抜けるわ。たまにでいいから煽ててくれたら、ほいほい木登りしてみせるよ!

 

 こうやってるうちに、自分の管理を疎かにしがちになる。そして、手っ取り早くサプリメントや薬で済まそうとする。そして、痛い目に遭う。

 私は、硬くなりがちな方。ヤクルトが合うらしく続けているが、それでもスルンとはならない。納豆も必須だ。思い込みもきっとあるだろうが、納豆を摂取しなくなるとキレやすくなる。自分が怖い。科学的な根拠なんて全くわからないけど、摂取しておけば爆発せずにすむので、鎮静剤扱いしている。それでもおかながすっきりしないので、「酪酸」が含まれる医薬品に手を出してみた。どうやら、ほかの善玉菌が増える後押しをしてくれるらしい。いいやつじゃん。ついでに痩せてくれたら万々歳!と呑気に考えていた。が、どうやら合わなかったようだ。大腸内での勢力図に大きな変化があったのだろうか、やたらと口回りが乾く。口の端が切れる。お通じもかたくなる。水分を補給しても改善なし。やむなく摂取停止。

 

 調べると、医者でも患者にどの整腸剤が合うかわからないらしく片っ端から試すしかないらしい。無理ゲーじゃん。もしかしたら、直腸検査や検便なんかでヒントくらい分かるのかもしれないが、そこまで菌に情熱を持てない。なんせ、当方、楽して痩せたいのだから。

 

 楽して痩せるために逆に手数が増えて、ダメージ喰らって本末転倒な気がするけど、これくらいで諦めてたら楽して痩せられないよね!